2014年10月29日水曜日

オールナイト手術

火曜日の三〇町病院での手術は、かなり長くなると聞いていたのでお泊りセット持参で行った。手術体位を取るのにも時間がかかり、麻酔開始後1時間40分後に手術がスタートした。手術開始5時間後、出前のカツ丼が届いた。休憩室で急いで食べた。


麻酔表が3枚目に突入し、日付が変わった。

輸液も9本目に入ったが尿もよく出ており、血色素は12.0g/dl。なかなか良い輸液管理をしている。そろそろ麻酔開始後12時間になるが、ホテルに一旦帰れるのか直接駅に向かって帰るのかは微妙なところだ・・・・。

結局、5時45分にタクシーを呼んでもらうことにした。これなら始発の新幹線に間に合う。自分は夕食を食べたが、飲み食いもせずに頑張るオペレーターには頭が下がる。
東京からハイケアユニットに電話した。すでに気管チューブは抜けて会話もできているという報告を受けた。ここまでは今日の仕事、来週一週間後の回診をする。
写真は後で。

2014年10月26日日曜日

ワイズ役員会

10月26日中に、新大阪から会場で宿泊ホテルのある西中島南方駅に着いた。岩〇さんから電話があった。「駅を降りて右に曲がり、高速道路沿いに50mほど新大阪の方に引き返すように」とのことだった。研修会第一日目が終わり、三次会かな?地元の人気居酒屋で14名ほどがワイワイ楽しそうにしていた。新幹線の中では寝ていたので元気になった自分は輪の中に入った。

27日、早朝ラン。淀川河川敷の堤防沿いに走った。足の調子が悪いので無理せず3kmほど。朝日に照らされる河川敷公園がきれいだ。
次期役員研修会の早天礼拝の司会を務めた。昨日、いや今朝まで飲んでいたメンバーもちゃんと出席している。
講義や模擬会議など、趣向が凝らされている。講師も十分に吟味した内容を話してくれるので良く理解できる。

昼食が終わり、猪〇さんが切り絵をして見せて下さった。紙には何も描いてない。あっという間に数羽のうさぎが出来上がった。すごいものだ。
予定通りに研修会は午後3時に終了した。新大阪駅から新幹線で品川、山手線で新宿、中央線で荻窪に帰宅した。疲れたが充実した土日だった。
写真は後で

2014年10月25日土曜日

乳腺科主任教授就任祝賀会

日曜日は、朝ご飯は昨夜の残りを中心に一品自分で作って済ませた。家人がももちゃんの運動会に行くので見送り、自分は一人ぼっちの運動会、善福寺公園コース8kmを走った。シャワーの後、科研費申請書類の仕上げにいそしんだ。長男夫婦かたももちゃんの写真が送ってきた。5人でかけっこして2等賞だったようだ。大したものだ。お遊戯もちゃんとできたそうだ。成長した!
15時には病院に行き、患者さんの回診と書類作成に励んだ。
KOプラザホテルでは乳腺科主任教授に就任された石〇先生の祝賀会がある。乳腺科の先生たちとは手術もそうだが、緩和ケアでもとても良い関係を続けている。ご挨拶したら、この関係をもっと発展させてくださいと、ありがたい返事をいただいた。
まだ祝賀会は続いていたが、ワイズの研修会に出席のため中座して新宿駅に向かった。今朝は寒かったが、夜は少し寒さが和らいでいた。飲んだからか/

2014年10月24日金曜日

無い土

金曜日は、久しぶりにICUカンファレンスを仕切り、麻酔科術前評価外来では電子カルテに振り回された。昼ご飯も食べずに緩和ケア外来と回診をし、緩和ケアの看護師さんから「電子カルテを打ち込んでいると遅くなるので後で記入してくださいね」と的を得たサゼッションをもらった、14時50分からの学生講義に間に合った。
4年生の麻酔科系統講義のトリを務めた70分の講義は、「緩和ケア・緩和医療」。この学年は緩和ケア・緩和医療の講義はこれだけで、5年生のベッドサイドティーチングになる。病棟や外来で恥をかかせるわけにはいかない!自分のエネルギーが伝わったのだろう、全員寝ることもなく熱心に受講してくれた、いやくれたと思う。
この講義のために何日も気力・体力・知力をすり減らしながら準備したのだから、この熱意は学生さんにも伝わったことだろう。。
この日家人が熊本より上京した。これから10日間は楽ちんができると思う。

2014年10月22日水曜日

最優秀グループか?

今日の学生クルズスのグループは、一人ひとりが意欲に溢れていた。質問すると、とにかく考えて答えようとする。ヒントを出すと謎解きをしようとする。
質問がないかどうかを問うと、何とほとんどのメンバーから質問があった。何を質問したらよいのか分からずに終わることも多いが、質問するということは、少人数講義の中でも、分かったことと分からなかったことの区別ができたということになる。
思わず、「君たちのグループは優秀だね!」と褒めてしまった。しかし本当に優秀かどうかは、麻酔科に入局してから決まる・・・。
〇崎先生の弟さんがいたが、入局を待っているからねと伝えるようにお願いした。

2014年10月18日土曜日

第6回新都心麻酔懇話会

第6回新都心麻酔懇話会が18日西新宿の住友ビルで開催された。この日が電子カルテの初日で、朝から病棟回診のカルテ記載や緩和ケアチーム診療チェックなど、頭が混乱していた。また5年生の講義にもエネルギーを使い、満身創痍状態で会場に行った。
K川先生のデスフルレンに関する発表の後、初期研修医や後期研修医6名の発表があった。恐らく数週間前に発表するようにと言われ、指導医(オーベン)と一生懸命に準備した成果を感心して聴かせてもらった。






特別講演は札幌医科大学の山〇先生による「輸液で困ったことはありませんか?」は、一般臨床で遭遇する疑問から、多くのEBMを示してきた研究の紹介へと広がった。先生のお話しは、きれいなパワーポイントと洗練されたわかりやすい語り口、ポイントをまとめて振り返る時間を下さることなど、何時聴いても感銘を受ける。6年前に確か熊本麻酔学会でデスフルレンのお話しを聴かせていただいたが、あの時は日帰りで、今回は一泊されるとのこと。多忙な先生だ。これからも元気で我々を指導していただきたいと思った。


優秀発表に選ばれたN島先生の織田信長を意識した発表も面白かったし、









K田先生の発表も堂々とした語り口で素晴らしかった。
写真はすべて、表彰式の写真。









懇親会では優秀発表者への表彰が行われたが、発表者皆に贈りたかった。最後の一本締めは、O原先生と跡継ぎになるかもしれない沖〇先生、同じくOから始まる大〇戸先生による豪華三人衆によって行われた。

 




この後、年長グループで二次会をした。ここからは芋焼酎のお湯割りになった。酔いがまわり帰りはご近所さんのK沼先生とタクシーに乗った。家に着き二人で焼酎の飲み直し??を始めたが、いつの間にかウトウトし始めた。「うちに泊まっていくか?」と聞いたら、K沼先生はシャキッと目を覚まし、帰ります!と帰って行った。

緩和ケアから見た地域包括ケア

18日、今日から電子カルテが本格稼働する。数日の特訓で入り込めるようになったが、各病棟に張り付いているN〇Cの方に手を挙げて教えてもらうながらカルテに記載をした。
M橋先生が朝方亡くなられた。患者学を自分とA木先生に託されて逝かれた。穏やかなお顔をされていた。先生には多くのことを学んだ。自分もいつか天国で先生にお会いしたらその後の講義のことをご報告しようと思う。
5年生の授業は「緩和ケアから見た地域包括ケア」、教育学のI先生が見学に来られので、始めるまでは緊張していた。かかりつけ医や在宅医を目指すには、是非学ばねばならないことが沢山ある。この講義と資料にはこれらが、多分わかりやすく含まれている。丁寧に最後の資料に「Take home message]まで付け、確認テストまで実施した。
出席した学生は、最後まで熱心に課題と取り組んでくれた、と思う。

久しぶりに新幹線から富士山を見る

14日、台風一過朝から気持ち良いほどの秋晴れになった。早めに病院に行き、緩和ケアチームで診させてもらっている患者さんの回診をした。
新幹線に乗って燕三条に向かう途中、あまりにも空が青くきれいなので、
台風の爪痕もなし秋の空
と一句ひねった。
さて、荒川を渡る時に富士山が丁度良いシャッターチャンスになった。火曜日の午前中で晴れてはいるけど富士山が見えない・・・のは何度も経験している。秋から冬にかけてがよく見えると思う。

2014年10月12日日曜日

第2回東京都緩和医療研究会

12日、第2回東京都緩和医療研究会が慶應義塾大学三田キャンパスで開催された。テーマは「つながろう!東京都」、これまでまとまりに欠けた東京都内の緩和ケア医が中心となって東京都の緩和ケアの問題点を見極め、将来へ備えようと昨年第一回が「はじめよう!東京都」をテーマに開催されている。

さて、東京都福祉保健局医療政策部の担当の方に「新たながん診療提供体制と東京都」と題して特別講演を頂いた。自分はパネルディスカッション「東京都における地域連携の現状」の座長をK川病院のM崎先生(薬剤師)と務めた。K藤東京都医師会長からは東京都の現状と医師会の活動について、在宅医療をされているSS木先生からは在宅医療の現状と可能性、ホスピスホームで患者さんの暮らしを支えてるT岡先生(看護師)からホスピスホームの紹介、在宅医療薬剤コーディネーターのM田先生(薬剤師)から在宅緩和ケアを支える薬局の活動が、橋〇先生からは区西部緩和ケア推進事業運営会議で得られた区西部の現状と地域のリソースマップが紹介された。

 それぞれの発表を通して、がん診療拠点病院や中核病院から、緩和ケア病棟や在宅に切れ目のない緩和ケアを提供するとともに、患者の生活をいかに支えるかについて議論をすすめた。高齢化・超高齢化社会に待ったなしで進んでいく現状や、東京都の中央診療圏にあるがん診療拠点病院は交通事情の発達などで、一つの医療圏としては考えられない周辺の県も巻き込んだ診療圏を持っており、いかに患者さんが済んでおられる地元の医療圏の病院や診療所との連携が大切であるかなどの課題がはっきりとした。

 研究会が済み、いろいろな方と名刺交換ができた。ルミネに寄って、晩御飯のおかずを仕入れた。今日はご褒美で手抜き豪華夕食にした。明日は台風なので外出しないで済むように食料も買い込んだ。

2014年10月10日金曜日

お魚屋さんで日本酒を飲む

東京薬科大の講義でエネルギーを使い果たし、さらには病院で遅くまで書類作成や勉強をしたので、ご褒美にO原先生と西新宿のお魚屋さんに魚を食べに行った。
2階にあがり、秋刀魚や白魚などを頼んだ。初めはビール、次に茜霧島(初めて飲んだ、黒霧島の兄弟のようだ)、そして獺祭【岩国の日本酒)で締めくくった。
帰り、西新宿駅に23:17分過ぎの電車に乗り、新中野には0時4分にいた。それにしては長すぎる?まさか一旦荻窪に着いて池袋まで行き、再び新中野に来たとは思えない。空白の時間があったようだ。

2014年10月9日木曜日

東京薬科大デビュー

東京薬科大5年生の講義とグループワークを担当することになった。
約20名の薬学部の学生さんに緩和医療・緩和ケアで薬剤師に求められろいることを、いろいろな報告などから抜粋し紹介した。
緩和ケアの対象になる患者さんが一番多く経験する痛みについての講義はPEACEセミナーの教材を利用し、これまで受けてきた授業と重ね合わせるように講義を進めた。できるだけ質問をして、思っていることを表現するようにした。





3コマ目には5つのグループに分かれ、初めに症例を皆で処方の進め方について学び、症例を2例提示して、3つと2つのグループでどのような処方をするか、ケアにはどのような工夫が必要かについて話し合い、全てのグループの発表まですることができた。
反省としては、少人数なので最初にアイスブレークをしてお互いの距離を短くする工夫をしておくと、もっとフランクに話し合えたのではと思った。講義・グループワークをマネージメントしていただいた武〇先生と講義の見学に来られお手伝いいただいた増〇先生ありがとうございました。

2014年10月8日水曜日

学生講義クルズス

10月8日、新しいクルズスの学生さんを迎え・・。先週の土曜日に戦った学生さんたちだ。少人数講義だから当然質問攻めのシーンが生じる。
できるだけダメージを与えないように考えれば「当たる」ような質問から入る。このグループはなかなか味のある答えを返してくる。
緩和医療に興味を持つ学生もいて、緩和医療医になるにはどのようなコースを選択すべきか?とか、在宅で亡くなられた患者さんの死亡時刻はどうなるのか?などの質問もあった。
鋭い学生さんたちだと思った。

2014年10月5日日曜日

教授就任祝賀会と日曜日の料理

10月4日は予定が目白押しで、夜はT医科大学八王子医療センター特定集中治療部に赴任されたO野先生の教授就任祝賀会が開催された。写真は池〇先生の挨拶。




会場のホテルニューオークラにギリギリで到着した。同級の先生たちもたくさん駆けつけておられ、なかなか賑やかな祝賀会だった。
この後、病院によって、洗濯物をリュックに入れて帰った。



5日日曜日、走ろうかなと外を見ると雨が降っていた。久しぶりにカレーを作った。冷蔵庫の有り合わせで、ひき肉、玉ねぎ、人参、白菜、にんにく、バター、チョコレート、辛口のカレーが加わる。これにコンビニ野菜サラダに玉ねぎと人参を加えてボリュームを出し、ブドウとドーナツに緑茶。なかなか豪華に見える。味はまずまずだった。洗濯をしながら次週に備える。

2014年10月4日土曜日

Wet Lab

10月4日午後から集中治療特別講座「ブタ肺を用いた人工呼吸の理解」があり、麻酔科医局員、研修医、看護師、臨床工学技士など27名の皆さんが参加してくれた。

 
 
 
 
 
 

5つのグループに分かれて、人工呼吸器の呼吸モードの理解、バックバルブマスクとジャクソンリース回路の違い、経皮気管切開、片肺CPAPのブースを回り実習をしていく。
 
 
 
 
 
 

準備に携わってくださったKJ株式会社の皆さんや○泉先生をはじめICUスタッフの皆さん方の努力が伝わった。
 
 
 
 
 
 
 
こんな企画ができるT医科大学麻酔科は凄いもんだと今更ながら思った。

患者学の講義・ワークショップ

4日、5年生に「患者学」を講義、ワークショップすることになった。もともとM橋先生の提案で企画されていた横断的カリキュラムのひとつであったが、自分とA木先生が引き継いで行うことになった。






先ずは患者学について自分たちが理解を深めなければならない。「患者・家族の思いを理解し医療者とのコミュニケーションを良好なものにするためには?」が目的になる。写真はグループワーク

講義を終えてグループワークを行い、6つのグループからの発表と各自の感想シートの提出をさせた。講義に遅れてきた学生は出席表には「遅」のマークをつけた。写真は感想シートをA木先生に提出する学生たち。
学生たちの発表はなかなかしっかりした発表だった。この後、M橋先生に今日の講義・ワークショップの報告をしたが、ずいぶん喜んでくださった。写真は「遅」マークの付いた出席表



2014年10月3日金曜日

ご苦労さま。そしてまた会いましょう


930日、K沼医局長が任期を終える。この1年半の間数々の難問に立ち向かった。電子カルテ導入や新病院建設、新麻酔科専門医教育制度への対応、慢性疼痛学会や日本ペインクリニック学会などに向き合い、医局員をまとめ多くの新入医局員を迎えた。名医局長と語り継がれるだろうと賞賛の気持ちもあるが、このようなハードワークをしてもらっていたので申し訳ない気持ちもある。写真はU野先生からの感謝状贈呈。これからも新旧医局員の勧誘やシュミレーションラボなどのアカデミックな働きを期待している。近くに住んでいるので、また飲みに、いや飯食いに行こう!


K迫先生も明日からS大学に帰る。彼女は4日土曜日の集中治療特別講座を受講するといっていたので4日後にはまた会うことになる。
 
10月3日に台湾から留学している医学生のジャンジャン君が麻酔科の研修を終えて次の皮膚科に行くと挨拶に来た。今朝のカンファは自分が術前評価を話す予定だったが、のどを痛めて声が枯れたのでパスしてI瀬先生にお願いした。申し訳ないので、マンツーマンで術前評価と緩和医療・ケアについて英語で講義をした。ジャンジャン君は大変喜んでくれた。