職場の看護師さんから結婚披露宴の挨拶を頼まれた。彼にこれまでの軌跡と題して自分の紹介文を書いてもらった。苦学して資格を得て、職場では大変信頼されているうちの手術室のホープだ。折角書いてもらったので、できるだけ使わせてもらおう。結婚披露宴定番の「三駆を以って度となす」は今回は封印し、幸せになるためには・・・を準備した。参考資料は内藤いづみ先生が書かれた「しあわせの13粒」から。先ほど往診に行ってきた患者さんが、このことを実践しておられた。よっし、明日の披露宴はこれで決めよう。
そして今日、「結婚披露宴で、幸せになるための提案をお二人にしたいと思います。毎日休む前に自分が恵まれていること幸せを感じたことを5つ口に出し、ありがとうの言葉で一日を締めくくるという提案です。毎日ハードな仕事をこなすAさんですが、五つ目のありがとうは、「Yさんと結婚できてありがとう」であると信じて祝辞と致します。」をつなぎ、「如月や 二人が映える 金屏風」の俳句で締めた。新婦は家人の大学の後輩で、新婦の弟と小父さんはいきつけの居酒屋六文銭のお馴染みさんだった。世の中は狭い。 二人がお色直しをして入場の時、後ろから撮影した。その時新婦のドレスのすそを踏んでいた・・・
披露宴が済んで、一旦病院に帰った。いつの間にか寝入りこんでいた。ふと目が醒めたとき、15時30分だった。15時55分のリレーつばめで広島に行くので、あわてて熊本駅に向かった。熊本駅には近々役を終えるブルートレインはやぶさを撮影する人が来ていた。はやぶさには何度の乗ったことを思い出だした。リレーつばめと新幹線のぞみではおとなしくスヤスヤしていた。