2012年3月3日土曜日

卒業式・謝恩会

T医科大学第60回卒業式の良き日、91名の卒業生が旅立つ。麻酔科を代表して卒業式に列席した。国歌斉唱に引き続き、臼〇学長の式辞があった。医師としての心構えについて話された。石原忍先生(東大第3代眼科教授)の本からの引用ではあるが、80年前から今日までぶれることのない内容を持つ。良い話は式を格調高くする。


卒業生一人一人に卒業証書と学位記が手渡された。約1/3は女子学生でほとんどが和装(袴または振袖)一人がチマチョゴリを着ていた。皆良く似合っていた。男子は半数が羽織袴で半数はスーツだった。





目立った?のは応援団の紋付を着た卒業生で、名前を呼ばれ「おーっす」と堂々の返事、またほとんど坊主だがモヒカン刈りの卒業生は極めて真面目に記念品贈呈の担当を務めた。




自分が担当指導教官だった藤〇君は卒業証書贈呈時のシャッターチャンスを逃したが、席について隣の学生と証書を見せ合っていたようだ。
卒業式終了後に大学・同窓会・父母会主催の歓送迎会があった。卒業証書授与の時、出身県も読み上げる。熊本県出身の学生さんに声を掛けた。彼女の伯父さんは自分は存じ上げていた。あとでご両親が挨拶に来られたので恐縮した。藤〇君にも声を掛けたが、笑顔がまぶしく実際よりイケメンに見えた…失礼。
会場外には大勢の在校生がいた。卒業生が今から出てくるが、涙と笑いのシーンが弾け出す。夕からの謝恩会に備えて、一旦病院に戻った。
謝恩会は病院近くのKプラザホテル。15分前に到着し受付をする。出席のハガキは確かに出したはずなのに、自分のネームカードがないようだ。が、受付の学生さんは笑顔で来賓用の赤いバラをくださった。控室にいると幹部の先生方が続々みえた。会場には卒業生や家族の拍手の中入場。感心なことに、自分のような出席者のために、名前のない席が作ってあった。
謝恩会実行委員長の挨拶は、卒業生と過ごした思い出とともにこれからのT医科大を担い発展させるという決意を示してくれた。乾杯の前に鏡開き、出席者全員に枡酒が配られた。
テーブルの周囲の席は名札はあるが誰も来ていない。向かい側に座った寺〇先生などと話しながら少し食事をした。カクテルドレスで披露宴の花嫁さんのように着飾っている女子の卒業生が多い。参加しておられるお母さん方は顔なじみの方が多いのだろう、あちこちで話の輪が広がっていた。
熊本の忽〇さんのお父さんを見つけたのでお話しした。自分より2学年先輩で、共通の知り合いが多く話題に事欠かなかった。
娘さんとそのお友達とも記念撮影。お父さんは少し遠慮がちに後ろに移動し娘を引き立たせた。
藤〇君とも記念写真を撮った。藤〇くんも忽〇さんもT医科大で初期研修を受ける。麻酔科でも研修するので楽しみにしたい。
夜風で酔いを醒ましながら西武新宿駅に歩いた。

0 件のコメント: