2009年1月26日月曜日

酷寒の時代

 ホットライン(救急車からの直通電話)を持っていて、落ち着いて受けられるのは医療施設からの転院搬送患者さん。既に担当医が決まって病棟も受け入れ準備をしているので、外来と担当医にあと何分で救急車が到着すると連絡すればよい。
 逆に緊張するのは、重症であるが原因が未だわからない患者さん。搬入口で初期診察、トリアージ、検査指示、初期治療をしながら最も適切な医師、チームを急いで作る。
 この数日熊本も寒い。夕方冷え切った患者さんが救急車で搬入されてきた。都会からのUターンの方だった。保温に努めていると、体が温まるにつれ両下肢の痛みを強く訴え始めた。MSW(Medical Social Worker)にお願いし行政の係りの方と連絡を取り合い、何とか治療が受けられるようにしてもらおう。明日の状況を診て、次のことを考えねばならない。
 とても他人事とは思えないことが身近で次々と生じている。
 

0 件のコメント: