2009年1月10日土曜日

俳句

 1年10ヶ月前になるだろうか?外来患者さんが多く、待ち時間が長くなった。ご高齢の女性が何と3時間待ちで診察室に入ってこられた。私は最敬礼で迎え入れたのだが、ニコニコしておられた。待っている間に俳句を考えておられたとか、実によい作品ができたので喜んでおられたらしい。3月末の花冷えの頃。

「花冷えや 待合室に 三時間」

この方が私の俳句の師匠となった。2週間ごとに通院されるので、それまでに2句を準備する。季語が無かったり、2つ入っていたりだが、いつも誉めてくださる。物事の視点が異なるのと、興味の世界が全く?異なるので面白いようだ。

今日受診されたが、何か印刷物を持ち笑いがこみ上げているご様子。何と私のブログだった。この中で誉められたのが  「初日の出 やきもきさせて 雲の中」   元旦に師匠もやきもきしながら初日を待っておられたと言う。
家に帰ったら、昔大学病院の手術部師長をされていた岡○さんから句集が送られてきた。年賀状に俳句を書いていたので、喜んで下さったようだ。少し読んでみたが、私とはレベルがプロ・アマ以上に離れていた。今年も頑張ろう。
 もう一つ嬉しかったこと。小学校と高校で同級生だった幼馴染?の娘さんが救急医療現場の取材に来られた。アポイントメントを取りに電話をもらった時は、この忙しい時に・・と思いながら乗り気ではなかったが、終わり際「実は私の母は・・・」との話し。これで私の態度は180度変わったのは無理も無い。この記者さんは携帯電話のカメラで私の写真を撮った。お母さんに送ると言う。一所懸命に笑顔を作った。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

俳句のお師匠さんのお話、そして同級生のお嬢さまのお話に、人のえにしを感じ、和みました。読者(?)の私もハッピーな気分です。

たーさん さんのコメント...

昨年の同窓会以来、多くの同級生が見ていてくれることが分かりました。たくさんのエネルギーをもらった気がしますね。ホクホク・・