
0時15分ぐらいだろうか、丁度寝入りばなに携帯電話の着信音が響いた。外科の本○先生から、80代女性の絞扼性イレウスとの連絡だ。一刻を要するので、病院へ。この続きは手術が終わってから・・・
1時40分手術室入室。前投薬はアトロピンのみ。高齢なので若い人ほど痛がらないが、腹部CTでは絞扼性イレウスの所見があり腹水も大分溜まっている。
酸素を十分投与し、超短時間作用性バルビタールとべクロニウム+サクシニルコリンでCrash Inductionを施行する。幸い気管挿管は容易で嘔吐もない。麻酔維持は酸素+空気+セボフルレン(揮発性麻酔薬)に加えてフェンタニルを追加。淡血性の腹水が1リットル溜まっていた。小腸が大網の穴に入り込んでの絞扼性イレウスだ。残念ながら壊死に陥った小腸を数十センチ切除する。小腸を吻合し、腹腔内洗浄、ドレナージ、閉腹。
麻酔の覚醒良好で痛みもなし。無事気管チューブを抜管し、病棟へ帰室する。4時10分だ。呼び出しがかかって約4時間、救急外来で30分、手術室で2時間30分の仕事だった。
これから麻酔台帳、コンピューターに記録する。終わって5時。2時間半は眠れそうだ。今日は外来日。そして会議が20時半過ぎまである。昨日走っていて良かった・・・
1時40分手術室入室。前投薬はアトロピンのみ。高齢なので若い人ほど痛がらないが、腹部CTでは絞扼性イレウスの所見があり腹水も大分溜まっている。
酸素を十分投与し、超短時間作用性バルビタールとべクロニウム+サクシニルコリンでCrash Inductionを施行する。幸い気管挿管は容易で嘔吐もない。麻酔維持は酸素+空気+セボフルレン(揮発性麻酔薬)に加えてフェンタニルを追加。淡血性の腹水が1リットル溜まっていた。小腸が大網の穴に入り込んでの絞扼性イレウスだ。残念ながら壊死に陥った小腸を数十センチ切除する。小腸を吻合し、腹腔内洗浄、ドレナージ、閉腹。
麻酔の覚醒良好で痛みもなし。無事気管チューブを抜管し、病棟へ帰室する。4時10分だ。呼び出しがかかって約4時間、救急外来で30分、手術室で2時間30分の仕事だった。
これから麻酔台帳、コンピューターに記録する。終わって5時。2時間半は眠れそうだ。今日は外来日。そして会議が20時半過ぎまである。昨日走っていて良かった・・・
でも結局研修医のK君の退院時サマリーを書き直していたら6時を過ぎていた。
17時過ぎから約1時間白川べりを研修医のK君とクリニカルクラークシップ学生のI君を連れて走った。36時間で2時間の睡眠でも、走る!この意思の強さと体力に、優しい心が医療従事者には必要ということを身を持って示した。・・・疲れた。 写真は、白川べりを走る前。強がっている様子。