2011年10月22日土曜日

家族会とKLCC勉強会

前任の熊本地域医療センター緩和ケア病棟家族会が開催されるので参加の為に、熊本に帰った。
羽田空港ではANAのスタッフがミニコンサートをしており、しばし和ましていただいた。
家族会では、人生の一番困難な時を過ごされた緩和ケア病棟、患者さんに寄り添われたご家族の皆様と思い出を語り明日からの元気をいただいた。
 11家族12名が参加された。うち6家族は自分が担当医だった。ボランティアの方も2名参加して下さった。「残された人生の時間がどんなに短くてもその人生には意味がある」「それでも人生に然り言う」という、「夜と霧」の作者ビクトール.E.フランクルの言葉を引用し挨拶をした。
ご家族の皆様の中には、思い出が尽きず語りながら涙される方もおられるが、語り終わると笑顔に戻る。なぜ?「一生懸命に尽くし寄り添ったから」と思う。最後まで看守られた達成感なのだろう。

途中退席し、KLCC(地雷廃絶と被害者支援の会・熊本」の勉強会に参加した。人吉市から来られた犬童さんのお話。大正12年生まれで軍属として中国で経験されたことを話されたが、その記憶の良さに感銘を受けた。犬童さんは一時チモール島に配属されたという。自分の父がチモール島で軍医として終戦を迎えた。ご存知かなと期待したが、ご存じなかった。でもまたお話を聞く機会を持てそうなので楽しみだ。

家人は明日の「むさしYMCA」のチャリティーバザーの値付けに行った。昨日は二男の誕生日で今日は結婚記念日(33年目?)だ。羽田・熊本間の飛行機では科研費申請の準備やサン・アントニオから来られるベア郡医師会一行への日本の医療制度に関するレクチャーの準備をした。忙しい毎日だ。
U先生からはもっと手術室で前面に出るようにとの許可(叱咤激励?)をいただいたが、喧嘩しない程度に存在感を出していこうと思う。これまで後輩の先生たちを立てていたが、この姿勢はできるだけ守るつもり。喧嘩?は何も良い結果をもたらさない。これは医師としての33 年経験から得た自分の結論。

2 件のコメント:

ひーちゃんママ さんのコメント...

結婚記念日おめでとうございます!
桃ちゃん、ひなちゃんのかわいいお写真をいつも楽しみに見ています♪
私達もたーさん御夫妻のような33回目の記念日を迎えられたらいいな〜と思います(^^)

たーさん さんのコメント...

ひーちゃんのママさんへ
人生山あり谷ありですが、それがまた人生を楽しく味わい深いものにしてくれるのでしょう。孫たちはとてもかわいく、成長が楽しみです。
ひーちゃんも日に日に大きくなっておられることでしょうね。