2008年5月20日火曜日

当直

夜間休日一次救急外来併設の病院であるが、病院当直では入院患者さんの急変への対応と一次救急担当医からの依頼患者さんへの対応(二次救急)が主な仕事になる。当然、当直中の災害や事故の際には、対策本部ができるまでは院長代理として指揮権が与えられるが全責任を負う。

さて、昨夜からの当直は、一次救急患者さん2名を担当し、二次救急で急性胆のう炎の患者さんを入院とした。病棟では急変2名。がん患者さんの出血によるショック(輸液で血圧は回復sしたので、輸血準備を指示した)とくも膜下出血後の患者さんの再出血(蘇生は施さないでくださいという指示:Do not Resuscitate Order DNRと略すがあった)で呼吸は止まっていたが脈は触れたので経鼻エアウエイを挿入しバッグ・マスク人工呼吸をしばらくしたところ呼吸が回復してきた。ご家族がそろわれるまではこのままマスクで酸素を与えるだけで待てそうだ。脳神経外科の主治医も直ぐに駆けつけてくれた。

各科の医師や主治医がon callでいつでも対応してくれるので心強い。研修医のK先生も今日も泊まってくれた。感心なのでいつか飲みに連れてってあげよう。その前に一緒に走ろう。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

たーさん、当直本当におつかれさまでした。忙しいときは結構重なるし、大変な当直でしたね。 ともすると、”当直”ではなく”夜勤”となり、翌日の業務への影響が最も心配なことになります。
こんな日本の医療体制は、10年後も20年後もこのまま続くのでしょうか?
”ノブレス・オブリージュ”だけでは済まされない現実ですね。ヒーシャンでした。