しかし、待合を含めて1時間20分か。
事前アンケート、オリエンテーションの後、今回の研修であるワールドカフェの説明。自分は熊本YMCAで一度経験したことがあった。テーマを設け、皆でアイデアを出し合う。回答を求めるのではなく、アイデアを膨らませる。
第一クールのテーマは、「そもそも社会に講演できる緩和ケア研修会とは?」このテーマで4名グループで30分話し合い(アイデアを出し合い)、メンバーを変えてさらに30分、もう一度元に戻って2回目のラウンド情報などを交えてまとめる。さらに全体討論が30分ある。結局120分にわたって同じテーマで会話を盛り上げるのだが、ここにも教育手法などが生きてくる。
第二クールのテーマは、「魅力的な研修会を行うにはファシリテーターはどうすれば良いか?」。ファシリテーターが魅力的になるには?参加者を飽きさせず、参加して良かったと思わせる研修会は?など学生の講義とも共通する。
多くの意見を聴きながら、アイデアの豊富さに驚き感心した。
夕食後にも全体会があり、終了したのが午後9時を過ぎていた。懇親会はカフェごとに分散して懇親会。新しい出会いがあった。ビールを飲んで自販機で「ほろよい」を買って部屋に戻った。朝起きたら、ほろ酔いの栓を開けたまま寝ていた。
二日目、第三クールのテーマは「患者・家族のための地域医療連携をすすめるために緩和ケア研修会で何ができるか?」在宅医や訪問看護師から事例検討を発題してもらい、地域医療連携のやり方やピットフォールを学ぶ、基幹病院の医師は在宅診療や緩和ケア病棟に出向いて、患者さんがどのような医療やケアを受けているのかを学ぶ。などの提案があった。
最後は「来年度に向けた目標設定」で、いくつかのテーマ別にグループ編成をした。ディスカッション形式で、ここではグループの意見をまとめて発表する。自分は「双方向生講義のスキルアップを図る方法」を選択した。全部で7つのテーマがあり、全体発表では多くの学びを得た。
このような新鮮な研修会を企画運営された、緩和医療学会のスタッフに感謝。
0 件のコメント:
コメントを投稿