休憩時間におひとり体調不良で救急車搬送があった。救急車に搬入する前に話をすることができた。ステージでライト直下におられ、かなり暑かったようだ。意識は清明で麻痺もなく、汗をかいておられたが昼ごはんはしっかり食べておられた。軽い熱中症のようだったが・・。
各部長の活動報告では、五嶋九州部長が良くまとめて発表して下さった。
特別企画として「東日本大震災をあらためて考える」をテーマにお二人の講演があった。立野牧師は2011年3月18日から1年間現場に出向いて個人住宅を一軒一軒訪問する。傾聴し苦悩に寄りそう。「乗り越えられる。だから今は寄り添って欲しい。祈ってくださいね、忘れないで祈ってくださいね。」と話してくれた被災者たち。
津波にさらわれた姉妹のランドセルを横に置き、茫然と学校をみつめる高齢の女性、二人のおばあさんだったのだろう。ランドセルは隣同士に並んでいたが、その女性との間に人一人座れる間があった。あの空間は何なのだろうか?ここに寄り添うことができる人になりたいと思う。
清水さんはワイズメンズクラブ国際協会東日本区と西日本区の支援を紹介された。ボランティアセンターの立ち上げ、山元町いちご農園プロジェクト、被災地小学校サッカー交流大会、3.11希望の凧プロジェクト、高校生ボランティア養成の活動が、石巻広域ワイズメンズクラブの創立に至る。一方で災害公営住宅入居者の高齢化と孤独死、原発事故収束までの長期化は以前解決されず重くのしかかっている。
次の大震災に備える私たちの覚悟についても言及された。特別企画を涙なしで聴くことはできなかった。
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