2007年12月29日土曜日

ワークステーション



 今日は麻酔科当番の日だった。緊急手術が2件あった。私が医師になった(麻酔科に入局した)時と比べ、麻酔器の性能が非常に良くなった。患者さんの生体情報(血圧、心電図、体温など)のモニタ機能は飛躍的に改善した。

 約30年前は大学病院なのに心電図モニタを装着せずに全身麻酔をしていたこともあった(心電計が足らなかった)。手のひらを患者さんの首(左頸部)に当て、触診で頚動脈の拍動の強さ・脈拍数、脈の不整や間隔、体温、皮膚の乾燥度合いを診ていた。



 現在麻酔器に付属しているモニタには刻一刻と患者さんの情報が表示され、アラーム機能があるので異常が生じると知らせてくれる。私は今でも自分の五感を大切にしている。



写真は今日使った麻酔器とモニタ画面

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