2017年7月21日金曜日

日本ペインクリニック学会1日目

21日、早朝ながら川沿いを6㎞ほど走った。ホテルに帰り大浴場で汗を流した。

飯田先生の会長講演ではこれからの日本ペインクリニック診療の在り方について貴重な提言をいただいた。午前中のシンポジウム「急性期病院における緩和ケア」を若手の先生たちが話してくださったが、切り口が面白かった。

ポスター発表では脳脊髄液減少症や線維筋痛症のセッションに行った。自分が熊本で積極的に取り組んでいたころと、診断基準などに変化があった。実際に患者さんと接していないので懐かしさ半分で勉強させてもらった。ランチョンセミナーではNeuropathic pain from diagnosis to treatmentのテーマでドイツのFreynhagen先生の講演を拝聴し、頭の整理をした。

総会の後、日本緩和医療学会との共催で「痛みと禁煙~がん関連痛を中心に~」のテーマで3名の演者による発表があった。先立っての基調講演で京都府立大の細川先生から、がんと診断された時からの禁煙支援の必要性や、受動喫煙での死亡者が、全世界で約503,000人おり日本でも1500名が亡くなっていることや、わが国の受動喫煙対策は世界で最低レベルにあることが紹介された。岐阜大の杉山先生から喫煙ががんや術後の痛みを強くしていることを示していただいた。禁煙支援外来に10年以上携わっておられた杉山女学園大の谷口先生から、がんの診断後も喫煙を継続する割合が男性29%、女性39%もあること、これらは禁煙した人に比べてい某率で2.94倍、重複がんの発生率で2.29倍に、再発率で1.86倍になることを示してくれた。

会員懇親会に参加した。最初からマジックショー!ボックスに入った人が消えたり入れ替わったりする。乾杯もしていないのにビンゴゲームが始まった。外れなくどんどんマスが開いていく。「ビンゴの人はビンゴ―!と言いましょう。せーの」で全員が「ビンゴ―!」これもマジックだった。

東京医大の仲間が待つ「雅ジャボ」という居酒屋に行った。ここは飛騨牛を食べることができて飲み放題5000円とか。地元の穴場のようだ。十分堪能させていただき、帰りは西山遼太先生にホテルまで送ってもらった。

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