2017年7月20日木曜日

日本ペインクリニック学会前日

20日、5時過ぎに起きて6時には名鉄名古屋駅に行った。特急で名鉄岐阜駅に行き、駅前からバスで会場の岐阜都ホテルに行った。既に広報委員会は始まっており、終了後同室で用語委員会があった。委員会は30分ほどで終了した。

日本専門医機構認定麻酔科領域講習を兼ねるリフレッシャーコースが3コマ事前登録取れたが、4コマ聴講することができた。事前登録でないと講習を受けたと認定されないのが欠点か。最初は事前登録無しの、獨協医科大浅井先生の「論文を読み解くための統計の基礎」で有意差の意味などを学んだ。2つ目は「ペインクリニシャンが行う緩和ケア」東海大の竹中先生も自分とよく似た経歴を持っておられるので感性が会いおっしゃることが良く伝わる。見慣れたスライドであるが、最近の知見も網羅してありかなりエネルギーを使って準備されていることが窺われた。3つ目は獨協大学の山口先生で「オピオイド鎮痛薬のUp to date : 乱用・依存・ケミカルコーピング・退薬退薬症状の対策」慢性痛患者へのオピオイド処方に歯止めがかからず、国家的な問題となっている米国の状況を日本にもたらしてはならない。4つ目は愛知医科大西原先生から「慢性痛患者に対する精神医学的評価と治療介入」で慢性痛の病状を修飾する精神科的疾患や身体症状症について学んだ。ランチョンセミナーでは仙台ペインクリニックの伊達先生と愛知医科大の松原先生から「ペインクリニック診療における運動療法~医師の立場から/理学療法士の立場から~」と題して、痛みの部位へのストレッチの意義などについて学ぶことができた。

16時過ぎにキャリーバッグを引きながらホテルに向かった。約1.5㎞だろうか、炎天下を歩いて行ったが、途中宿泊先の岐阜グランドホテルのバスに抜かれた。ホテルについたら家人が玄関で迎えてくれた。自分を抜いて行ったバスに乗っていたという。シャワーを浴び、評議員会出席のため再び会場に行った。

評議員会終了後、内野先生と鵜飼い観光船は既に出港しているので、十八楼という旅館に行き、ここから警備船に乗って観光船に行った。小学生の団体が来ており、手を振られながら観光船に向かった。途中踊り船にも出会う。

観光船は川岸に停泊し、先着の皆さんは既に食事を終えていた。自分たちも食事をしながら狩り下りを待った。

打ち上げ花火を合図に上流から鵜舟が下りてきた。鵜匠が8羽前後の鵜を手縄を操り、ホウホウと掛け声を出して励ましながら漁をする。喉に鮎が溜まると船に引き上げ鮎を吐き出させる。何とも賑やかな漁だろうと思った。しかし、健気に漁に励む鵜には鮎は与えられないという。その後も漁は続いたが、芭蕉の詠んだ「おもしろうて やがて悲しき、鵜舟かな」が分かる気がした。

そこで久々の一句

水しぶき狩り下りゆく鵜舟の火

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