2016年4月22日金曜日

日本医療マネジメント学会1日目

22日、日本医療マネジメント学会一日目。ホテルが会場近くなので、開会式から参加した。理事長の宮崎先生のご自宅も被災され、車中泊が続いたそうだ。学会のおかげでぐっすり眠れたと笑っておられたが、さぞ辛い日々を過ごされたことと思う。写真は宮崎理事長。

今回地域包括ケアシステムを学ぶことが目的。その前に九州らしい企画で「新たな鉄道の旅をつくる挑戦」と題した、JR九州クルーズトレイン本部次長の仲義雄氏の招待講演を拝聴した。デザイン&ストリー列車(例えば指宿枕崎線の玉手箱)からななつ星への取り組み。ななつ星プロジェクトと世界一へのこだわり。JR九州の生きざま(経営理念)の成実、成長と進化、地域を元気に、など、実に興味深く、ななつ星を応援ずる地域の人たちを収録した動画では思わず涙が出てきた。

教育講演1で、産業医科大学公衆衛生学の松田晋哉先生から「地域医療構想・地域包括ケアとこれからの病院の役割」を学んだ。地域医療構想と言えば、病床削減が頭に浮かぶ。確かに、機能分化を進める。療養病床に入院している医療区分1の患者の70%を入院以外で看る。療養病床入院受容率の都道府県格差を改善する。これらは地域包括ケアシステム、各地域dの在宅医療や介護サービスの提供体制、のいかんに依存する。在宅や施設で療養する要支援・要介護者の急性期対応をいかにするのか、慢性期患者の急性期疾患の発生(肺炎や骨折など)への対応が大きな課題として立ちはだかる。介護サービスの充実による家族の受入れの支援も重要でありこれからの施策を注目したいと思う。

評議員会で昼食をいただき、午後からシンポジウム「地域包括ケアとクリティカルパス」を聴きに行った。

総会の後、急遽特別企画「平成28年熊本震災」を組まれ、被災した診療所(宮崎理事長)や病院の状況、DMATで医療支援に参加した麻生飯塚病院などの報告があった。総会の時から多くの会員が会場に集まり、特別企画のあとは皆さんの心が一つになり、熊本を支援しようという盛り上がりを感じた。
懇親会に行ったが、熊本からの参加者は少なかったようだ。

友人の田中さんと待ち合わせ、10年来お世話になりこの数年ご無沙汰していた赤坂の「やま庄」に行った。
 
 
 
 
熊本の状況や東京での単身生活などの近況をお話しし、併せて学生時代からお世話になった長男や長女の子どもたちの話などをすることができた。当初熊本に帰る予定をしていたが、交通事情が未だ悪いので福岡に二泊することになった。

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