2012年10月20日土曜日

新都心麻酔懇話会


20日土曜日、午前中災害訓練に関する意見公開が手術室看護師たちと行った。巨大地震が起きたら、先ず自分の身を守るがらマニュアルは始まる。3.11の時、スタッフは手術中の患者さんを守ることで必死だったという。
昼から、H先生とラットで敗血症モデルを作った。人がするのは簡単に見えるが、自分でするのは難しい。
新都心麻酔懇話会があるので、野村ビルに向かった。O原先生の教育講演、6名の発表者によるコンテスト、そして前日本集中治療学会理事長の前川先生の特別講演と、内容は濃かった。

前川先生の低体温療法の講演は、基礎的な研究から臨床的研究の多岐にわたり、先生のライフワークを垣間見ることができた。心肺停止後や脳外傷後に頭の中で生じる炎症のレベルと、それ以外の体で生じる炎症のレベルの違いに目を向けたアイデアなど勉強させていただいた。
懇親会では、優秀発表者の表彰式もあり大変盛り上がった。

懇親会後、U野先生やM田先生らと席を移し、さらに先生のお話をお聴きすることができた。日本の大きな学会を率い、Y大学の教授や医学部部長を務め、現在はY県立病院の理事長院長をしておられるが、すべてが順風満帆でなかったことや、筆舌に尽しがたい苦労されたことなど、先生のお人柄に少しでも触れることができたことは今日の財産となった。感謝。

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