2014年8月7日木曜日

研修医教育

初期研修医のT〇先生と組んで、口腔外科の2症例の麻酔管理をした。運の悪いことに、誰も使いたがらない最新式の麻酔器に当たり?!麻酔表のコンピューター表記が上手くいかず、出だしは散々だった。しかしT○先生はめげることがない。研修医にとっては挿管困難のケースではあったが、やさしい指導医が喉頭展開した声門めがけて気管チューブは無事に命中通過した。フェンタネストの使用も指導医の適切な指示に従ったので、術後も患者さんは痛がることなく無事に帰室した。

二例目になると、先の失敗を教訓にして準備はパーフェクト。飲み込みが早く感心。難しい経鼻挿管ではあったが、初めてとは思えないスムーズな喉頭鏡とマギール鉗子の二刀流をやってのけた。全てベテランの指導医の指導の賜物であることを理解した彼は、単身赴任で今日は何処で夕食をしようか?と悩む指導医と共に、20時過ぎたが病院近くの焼き鳥屋さんに歯科麻酔科のA本先生と共に向かった。その後T〇先生は皆から可愛がられていることに気付いたようでとても幸せになったようだ。彼はきっと、一年後には麻酔科の門を叩くだろう。

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