2011年9月7日水曜日

クルズス

 水曜日はクルズス(少人数臨床講義)担当になった。麻酔科では今週から5年生の医学生6名が実習に来ている。午前中は麻酔科のモーニングカンファレンスから始まり、手術室での麻酔導入などを見学したりICUカンファレンスに参加する。月、火の麻酔・ICU症例の担当となり、指導医とともにケースレポートを作成する。レポート評価はU先生の担当だが、レポートの内容は学生さんばかりでなく指導医の評価?にもつながる。ここまで書くと、皆頑張るだろう。
 さて、6名に90分の講義をしたが、始めの50分は患者さんの診察から、リスク評価、麻酔計画までの流れを解説し、レポートの足りない部分に加えるように指導した。
 後半は、昨年熊〇大学の4年生に講義した内容(ペインクリニックと緩和ケア)についてパワーポイントで解説した。
 6名の学生さんは90分間眠ることなく(午後3時からの講義なので、大抵1,2名はコックリする)一生懸命質問に答え、筆記していた。一番盛り上がったのは、自分が阿蘇スーパーカルデラ100㎞マラソンのゴールシーンの写真を見せた時だった。
 反応の良い学生さんの講義をすると、自分も気合が乗ってくる。しかし一番求められているのは、いかに学生さんに麻酔科学・周術期医学に興味を持ってもらい、自学自習の方向にもっていかせるかだ。自分の学生時代はこんなに熱心だったのだろうかと(サッカーには熱心だった)ふと思った。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

先生、お忙しい中5日間ご指導ありがとうございました!11班の学生です。さっそくブログをチェックさせていただきました(*^_^*)先生のクルズスが麻酔科の実習で特に印象に残っています。もっとマラソンやお孫さんのお話が聞きたかったです(笑)

それでは、先生の阿蘇のマラソンでの10勝を陰ながらお祈りしています。
また手術室でお会いできるのを楽しみにしています!
お体に気をつけてお過ごしください。

たーさん さんのコメント...

11班の学生さん
 講義の中で、如何に脱線させながら元に戻すのかは、スキルもあるのでしょうがセンスが大切な気がします。
 しかし、脱線ばかりして気づいたら時間切れ・・にならないようにいたしましょう。ブログでもわかるように、話の引き出しは多いので、TPOも考えなきゃ・・・と思います。その前に講義ノートを充実させなきゃ。
 コメントありがとうございました。