2010年4月8日木曜日

救命から看取りまで

 昨夜は麻酔科当番の日で緊急手術があり遅くなった。いろいろ仕事をしていたので寝たのが1時前だった。2時過ぎ病院から電話あり、緊急手術の要請だった。急いで病院に行き集中治療室にいった。兎に角、一刻の余裕無く開腹手術が必要な患者さんだった。輸血の手配をいそぎ、4月から赴任したA先生を呼び出した。患者さんのご家族のもとに行き、手術が必要なこと、麻酔の危険性などを説明し、麻酔同意書にサインをもらった。
 命がけの入室(手術室へ)、A先生登場。16G針で血管確保し頼りになる輸血路を得た。止血確認後は次第に血圧は回復した。8時前再び集中治療室へ。夕方診に行ったら、患者さんは人工呼吸中ではあったが麻酔から覚醒し会話?もできた。元気になって欲しい。
 午後から比較的時間が取れたので、入院中の患者さんとゆっくり話しができた。関東から見舞いに来られたKさんの息子さんご夫婦と話す。Kさんには残された時間があまり無いことを。良き看取りの空間と時間を持って欲しい。

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