2009年6月3日水曜日

病床洗礼

緩和ケア病棟に入院されているOさんが6月3日病床洗礼を受けられた。ご家族や親しい友人が集まり、ベッドを家族控え室に移した。入院から1ヶ月半、週末の外泊を繰り返し、懸命に生きてこられた。時々病室で一緒にお祈りをしていたので、感慨深かった。数日前から病態が急変され、無事に洗礼式が行えるだろうかと心配していたが、神様が守ってくださった。

式が終わって皆さんと記念写真を撮った。Oさんからブログに載せてね・・と言われた。Oさんは、記憶にも記録にも残る患者さんになった。
 そして4日の昼Oさんが召天された。最期まで立派に生き抜かれた。人生の最も困難な時にともに歩む機会を与えられたことに感謝している。残されたご家族に癒しと平安が与えられますように。

1 件のコメント:

すもも さんのコメント...

「医者は安全な診療の現場を、患者は苦痛の避難所を、病院に求めます。
医者と患者は、病気と闘う同志です。
お互いに対して、医者は権威を、患者は偏見を捨てるべきです。
心を合わせてこそ、命を救えるからです。」

心に残った医療ドラマのコメントですが・・
たーさんのブログを通して、ペインクリニックの素晴らしさ(ドクターと現場を支える皆様)に感動しました!
どうか皆様、お体に気を付けて頑張ってください<(_ _)>