2010年3月30日火曜日

年度末

 3月もあと2日の今日、熊本県がん診療協議会の懇談会が大学病院であった。うちの病院を代表?して参加した。地域がん治療拠点病院は(熊大病院は県の拠点病院)7箇所あるが、天草や芦北地域にはない。熊本市地域でもがん患者の治療をかなり実施しているのに、うちみたいに拠点病院になっていない病院もある。その理由は、放射線治療ができる施設を持たないから。
 水俣市立総合医療センター病院長のS先生は、鹿児島県出水市立病院との病病連携を例に挙げ、水俣でできない放射線治療は出水市立病院に依頼していることを指摘された。熊本市内でも当てはまる病院が何箇所もある。うちの病院は、大学病院やC央病院に依頼している。そして消化器外科領域のがん患者さんはかなり多い。病病連携も考慮しなければ、ある程度の規模の病院は全て放射線治療のできる施設を完備しなくてはならないことになる。それこそ医療器械屋さんのための指定病院制度になってしまうだろう。県の担当幹部も来られていたが、そこを理解できなさったろうか?(ここは熊本弁)

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