2010年2月13日土曜日

つかの間のジョッギング

 土曜日なのに外来患者さんが多かった。高〇先生と一緒に診療をしたので、13時前には終了した。病院レストランのランチメニューはカレーうどんご飯付き。カーボンローディングで、まるで今から走りましょうメニューだ。15時過ぎアクアドーム方面(往復20kmくらい)を目指して走り始めた。2.5kmほど行った所で、携帯呼び出し。「Sさんの息が止まりそうです・・」と。引き返し看取りをさせていただいた。患者さんはご家族はもちろん、親族やご近所の皆さんに愛されていた。沢山の方々が看取りに来てくださった。
 Sさんは、昨年12月在宅を希望され退院された。年末の夜にお宅を訪問した時、「よく来たね、お茶でも飲んでいきなさい」とおっしゃってくださった。2月になり、前日までデイケアに通っておられたが、とうとう動けなくなり緩和ケア病棟に戻ってこられた。悲しみにの中にも手厚い看取りをされた満足感をご家族に感じた。緩和ケア病棟のスタッフと手を合わせ見送った。
 毎日の臨床を心を込めて行っている。自分の知らないところで自分の将来が決まっていくのだろうか。神様は見守って下さることを信じて。
写真は、白川沿いで引き返した地点で金峰山、熊本朝日放送社屋、東横インを望む

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