2017年2月3日金曜日

第10回区西部がん医療ネットワーク

23日、第10回区西部がん医療ネットワークが東京医科大学病院講堂で開催された。今回は「がん対策加速化プラン」がテーマで、東京女子医科大学の林先生が「学校における『がん』教育」、慶應義塾大学の久住先生が「就労支援」、そして自分が「がんの疾患軌跡からみたアドバンス・ケア・プランニングのあり方 と 東京都緩和ケア連携手帳の有効利用について」を話した。
写真は講演した林先生、久住先生とのスリーショット。

がん対策加速化プランは、「がん対策推進基本計画」の全体目標である「平成19年度から10年間でがんの年齢調整死亡率を20%減少させる」ことの達成が難しいと予測されたため、平成2761日に開催された「がんサミット」で基本計画に示されている分野の中で1)遅れているために加速することが必要な分野、2)加速することで死亡率減少につながる分野に絞って、短期集中的に実行する具体策を明示した「がん対策加速化プラン」を策定した。プランの3つの柱は「がんの予防」、「がんの治療・研究」、「がんとの共生」であり、林先生の発表は「がんの予防」、久住先生と自分の発表は「がんとの共生」の大事な部分に相当する。会の終了後に交流会があったが、参加された多くの皆さんと親しくお話しできた。この二日間の禁酒と頻回のうがいと二枚重ねマスクの甲斐があり、しっかり発表できた。
司会を務めて下さった池田呼吸器甲状腺外科主任教授。

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