2011年6月4日土曜日

阿蘇スーパーカルデラ100km

 6月3日最終便で帰熊、羽田空港では中華定食をカーボローディングのつもりで頑張って食べた。姪のCちゃんを迎えて自宅へ。早く寝たかったが23時就眠。
6月4日目覚ましアラームが鳴らず、3時4分起床。おかげで4時間熟睡。
4時15分にか会場到着し受付を済ませた。てれっとウルトラマラソンクラブの仲間と健闘を誓った。
 そして、5時旧長陽村ヴィーナスをスタート。最初の上り2kmと続く約6㎞の下りはキロ6㎞のペースを崩さない。
7km付近で阿蘇の山の端に朝日が昇ってきた。
9㎞のエイドでしっかり素麺を食べた。
 ここから旧久木野村の6-7kmはほぼ平坦だ。ここもキロ6分ペースで時間貯金をせねばならない。旧白水村から旧高森町にかけては登り坂が続く。
何とかペースを守り、22キロから25キロまでの高低差400mの黒岩峠(清栄山)越えに挑んだ。ここの坂は六甲山のそれよりキツイ。手を大きく振って元気よくあるいた。ここはまだCちゃんより200m位先行していた。峠を越えたところが7時45分で計画通りだ。ふくらはぎが痙攣したが、2枚のハンカチでそれぞれのふくらはぎをきつめに巻いた。走っているうちにハンカチの場所が移動し、筋肉の攣りもなくなった。
 50㎞までは平坦カ所や下りを走って、上りは歩こうと計画していた。しかし、7月初旬並みの暑さのためかスピードが上がらない。50㎞中間点は6時間で通過し、50.8㎞関門には予定より20分遅い11時10分の到着になった。ここで10分間の休憩。両ふくらはぎの筋肉痛はかなり治まった。うどんやお握りをしっかり食べた。
 55㎞地点にはスイカが切って置いてある。塩を降って食べる。後の人たちのことを考え、二切れでごちそう様。
 60㎞では野菜スープとポタージュスープを楽しむことができた。関門時間にあと10分で通過したが、これから難所が続く。キロ8分ペースでないと間に合わない。しかし上り坂ではキロ8分は無理だろう。
 ますます気温が上がり、7月上旬の気温になったそうだ。72.5km地点関門では数分の余裕あり、奥田亭に寄り白玉団子をごちそうになった。書家のYさんと久しぶりに出会う。Yさんより、「ギリギリで完走できるかどうかの瀬戸際。とにかく足、手を動かし前に進むように」とのアドバイスを受けた。「確かに・・}
 83キロ地点、92キロ地点の関門は、1km前から全力疾走し、数10秒前?に通過。と言うことは、後ろから来る人は全てリタイアし収容車へ。象ケ鼻の急こう配下り坂は、膝が痛いの・・などと考える余裕はなかった。
 92㎞で応援の方から、もう歩いてでも大丈夫と言われたが、とんでもない。走っていても歩くぐらいのスピードしか出ていない。残り2㎞で少しだけ歩いた。あと1㎞で横断歩道が青から赤に変わったが、交通整理のお巡りさんが、通してくれた。この1分半が貴重だった。
 ゴール近くに、家人と友人で阿蘇で農園をご主人とされているTNさんが待っていてくれた。あまりにも遅かったのできっと心配していてくれただろう。家人はゴール真近まで付き合って走ってくれた。13時間28分23秒でゴール。100kmの最終ランナーだった。やはり自分の前を走ると完走するという神話は生き続けている。

 TNさんからは新鮮な野菜を頂いた。野菜サラダ(そのままドレッシングをかけただけ、かけなくてもGOOD)にしていただいた。
 先にゴールしていた姪のCちゃんの両親(姉夫婦)と私たちと記念写真を撮った。Cちゃんは初めての100kmで完走、自分は100㎞は11回目の挑戦で10回目(阿蘇が9回、国東が1回)の完走。

 厚かましいと思ったが、阿蘇温泉病院の下〇総院長にお願いして、ゴール後の入浴の手配をお願いした。病院にある桃花水(緩和ケア病棟)のお風呂を使わせていただいた。とてもきれいな温泉でしかも手すりが付いており、気持ちよく使わせていただいた。湯船に浸かっているとき、震えがきた。あまりにも気温が高く、大量の冷たい水を飲んだり、体にかけていたが、熱産生が少しおさまり、体温の分布に変化が生じたのが原因だろう。しかし、温泉のおかげて、その寒気もおさまった。下〇先生、当直事務の方ありがとうございました。
 翌日携帯の万歩計をみた。6月4日124752歩、距離109.0km、活動量90.4Ex、消費カロリー5335Kcal だった。体重は-1kgで走っている間、かなり飲んだり食べたりしたが、体重は減少していた。
 前日、早く仕事を終わらせ帰熊出来るように配慮して下さった。T医科大学のU先生、M先生ありがとう。家人やU先生からは励ましのメール、MI医局秘書からは電話をいただいた。練習量が少ない中、素晴らしい練習会を企画してくださる「てれっとウルトラマラソンクラブ」の皆様、I会長O事務局長、いつもエード隊で支えて下さる、そして今日もエード支援して下さったO事務局長ご夫妻、Tさん。コースで声援下さった、K女史、KU婦人ありがとうございました。Yさんに貴重なアドバイスを頂かなかったら完走はありません。そして忘れていません私の家人。今日の夕食はコンビニで買ったけどおいしゅうございました。  

 よく6月5日の熊日日新聞では、1441名が参加、1位は7時間58分42秒。50km ,100km を合わせたランナーの完走率は昨年より5.7ポイント低い71.8%だったと報じていた。1位は44歳の医師だそうだが、最下位も58歳医師で約5時間30分差だった。ちなみに100㎞の部の男子完走率は63%、女子は48%という。自分の体力・気力もまだまだ青年の域にあるのだろう。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

時間内完走おめでとうございます。  ブログを時々拝見してますが、時間の使い方上手でいつも行動している姿に尊敬しています。
私も2時間の睡眠の後、天草トライアスロンで遊びます。  またお会いするのを楽しみにしています。  さくら。

たーさん さんのコメント...

さくらさん。コメントありがとうございます。絶対完走!と背水の陣で臨みました。まさか100kmマラソンで全力疾走をするとは思いませんでしたが、良い経験になりました。来年も・・とは思っていますが。