2015年6月12日金曜日

日本医療マネジメント学会

12日、やはり早起きできず(早朝ランはスルーし)御堂筋線と京阪電車を乗り継いで中之島の大阪国際会議場に行った。受付登録を済ませA会場に入り宮崎理事長の基調講演を拝聴した。
写真は宮崎理事長。

山根会長講演では「医療における不易流行~あるべき“こころ”を求めて~」と題して松下記念病院における取組が紹介された。故松下幸之助氏のモットーでもある、「物の前に人をつくる」、「お客様の心が大事、お客様が第一ではない」。「先義後利」などは、医療にも当てはまる。看護師の負担減のために「看護助手の夜勤や歯科衛生士の病棟配置」などは面白いアイデアだと思った。

評議会までの時間展示場を見学し、日本麻酔科学会地方会の抄録を書きK田先生に送れるように準備した。

評議員会の後に、京セラ稲盛会長の招待講演があった。広い会場がほぼ満席に埋まった。学会長が3年かけて講演をお願いし受けていただいたようだ。タイトルは「なぜ医療に哲学が必要か」。「医療の使命を果たすためには永遠性を求め、健全経営、適切な利益、十分な医療サービスを行うことは大切なことです。」と述べられ、経営で最も大切なこととして、経営哲学(やっていい良いことと悪いことといった普遍的な価値観の重要性、私利私欲でうまれる陰の説明があった。このような哲学を全員で共有し、「地味な努力を積み重ねる」、「常に創造的な仕事をする」こと。「組織を小集団に分け独立採算で運営してもらう(アメーバ―経営)ことで経営者意識をもったリーダーを育てることの大切さ」を穏やかに話された。経営哲学の必要性と管理会計(アメーバ―経営)は日航再建にも活かされたという。社風と社員改革など、すぐにでも病院経営に活かしたい話しだった。

尊厳死の話しや厚生労働省現役官僚の話しなど、医療マネジメントに必要なプログラムが続いた。

総会に出席した後、最近結婚した甥っ子とお嫁さんと会食をすることになっているので、大阪駅に向かった。

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