2009年9月8日火曜日

無駄な時間

 2003年8月1日~15日にかけ、ユーロッパは猛暑に襲われ、フランスではこの間に15000人が熱中症で亡くなったという。他のヨーロッパ諸国も同様に猛暑であったようだが、フランスのような数の死者は出なかったという。その理由は?バカンスの真っ最中で医療機関の機能が極度に低下していた時期に重なったからだ。
フランスでは夏に病気になってはならないという言葉はうそではないようだ。人生は楽しむ為にある、医療関係者も夏休みを楽しむ権利がある・・・またそれを許すフランス人の気質を感じる。
 官僚たちの夏という城山三郎の本を読んだ。命がけで将来の日本を思い仕事に打ち込む官僚を描いた小説であるが、その中に、仕事は要領よく自分の時間を自分のために使う、当時では(池田総理から佐藤総理にかけての時代)先進的な官僚も登場する。趣味や交流を通して人脈が広がり,仕事の面でも大いにプラスになっている。
 昨夜NHKテレビのプロフェッショナル・・で46歳慈○医科大学血管外科教授が紹介されていた。患者さんののために不眠不休で働く教授の力の源は、患者さんからの感謝の言葉だった。
 もうすぐ21時消灯時間だ。先ほど緊急手術の患者さんを病棟に帰した。入院患者さんの指示出しを早くしなくっちゃ・・。今日のやらねばと思っていたことがまた明日に延びた・・

1 件のコメント:

yasumi.o さんのコメント...

 先生お元気ですか?          ブログを楽しみにしてるのですが、お忙しいのか、待っても待っても更新されないので心配で書き込みしました。私以上に更新を待ってる患者さん方たくさんおられると思いますので、よろしくお願いします。